3年間もの間、シリアで拘束されていた「安田純平」さん。
ニュースで遂に解放されたという情報が入りましたね。
この出来事について「解放に掛かった金額」「身代金が税金で支払われたのか?」について疑問に思う人もいたのではないでしょうか?
ここではこの2つの真相について色々と調べてみました。
目次
安田純平の解放金額の真相
2016年の解放金額
まず安田純平さんが拘束されたとされる2016年。
この時期に日本政府に対して要求したのが「約1000万ドル」
日本円にして「約11億円」といったところです。
しかしこの金額の高さは日本政府にとっても無茶な要求です。
相手側もそれを察したのか、2年後に”解放金額を少し下げて”再び要求していました。
2018年(7月)の解放金額
2018年の7月、新たにシリア側が日本政府側に身代金を要求。
その額なんと「約150万ドル」、日本円にして「約1億6千万」といったところでしょうか?
ところがこの金額でもシリア側に身代金を支払うことはありませんでした。
そしてさらなる値下げをして再度要求…
2018年(8月)の解放金額
8月には「約50万ドル」、日本円で言う「約5500万」まで金額を下げてきました。
しかしこれでも結局、日本政府が身代金を支払うことは一切ありませんでした。
身代金を税金で払った噂は本当?
政府は身代金を払っていないと主張
これまでの流れをみて分かると思いますが、日本政府は”一切”シリア側に身代金を払っていません。
これは政府側もしっかりと否定しているので、おそらく事実だと思われます。
なので「国の税金」を使って身代金を払ったということはないでしょう。
そもそも安田純平さんの解放に掛かった身代金は「カタール側」が払ったと読売新聞で報道されていました。
カタールが日本政府の代わりに払った理由は?
では「なぜカタール側が安田純平を解放させるために身代金を払ったのか?」が疑問になります。
これは憶測や推測なども多く、これといった確証は得られませんが、主に以下の理由が言われています。
「日本政府はテロリストにお金を直接支払いたくなかった」
↓
「シリア←カタール←日本、という形で身代金を払うつもりだった?」
↓
「先にカタールがシリアに身代金を払い、後に日本から払った分を受け取る」
あまり考えたくないですが、筋としては通っています。
実際カタールがそのような意図が無いにしろ、人質だった安田純平さんは解放されたわけですから、日本から何も受けないとは考えにくいかと。
日本政府的にもこのまま解放されないのはまずいでしょうし、カタールを真ん中に挟んで仲介役を担ってもらったという可能性はあります。
身代金以外で税金を使われた可能性も?
身代金では税金は使われていませんが、もちろん他で使われているはず。
安田純平さんの「帰国の飛行機」「帰国までの警護」「カタールとのコンタクト」「情報収集」などなど…
全く税金を使っていないわけは無いはずです。
なぜなら政府が何かしら動いているわけですからね。
また身代金は税金で払っていないとされてますが…
結局カタール側に名目上、支援金としてお金が払われることも確実でしょう。
なので詰まる所、身代金を税金で助けたのも同じだと考えて良いでしょうね(汗)
まとめ
- 建前上、政府はテロリストに身代金を払ってはいなかった
- ただカタールが肩代わりしたので、そのお金は結局日本政府は払うと予想
- 身代金以外で国の税金が使われたのは事実
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