『新燃岳噴火は大地震の前兆なのか?東日本大震災の時と比較してみた!』
3月6日の午後2時27分ごろに宮霧島山の新燃岳で火山の噴火が起きました。
噴火警戒レベルが3に達しており、火山灰の心配だけではなく、噴石や火砕流の懸念もあり、地震の前兆では心配する声もあがっています。
報道によると噴火自体は1日からあったようですが、地震と関連はあるのでしょうか?
ここ最近地震が多いことと、3月に入ったということで「3.11の東日本大震災」を彷彿とさせる出来事でもあります。
というわけで今回は新燃岳噴火と地震の関連性や東日本大震災の前に火山の噴火はあったのかどうかについて調べてみました。
目次
新燃岳噴火は地震と関連あり?
まず噴火と地震って因果関係があるんでしょうか?
そちらについて調べて見ることにしました。
噴火と地震は関係あるの?
結論を言うと「学者・識者・研究者によって諸説が分かれているため、断定的な答えが出ていない」ようです。
詳細なメカニズムが分かっていないので、関係していると考える人もいれば、関係ないと考える人もいるという曖昧な結論みたいです・・・。
火山の噴火の仕組み
そもそも火山の噴火ってどういう仕組なんでしょう?
調べてみると分かりやすい例えを使って説明しているものがありましたので紹介します。
言うなれば「容器をたくさん振った炭酸飲料のペットボトル」と似た仕組みだそうです。
火山のしたにはマグマが溜まっており、それが次第に上にあがってきます。
これが炭酸飲料を振った状態らしく、それが上がるにつれ周囲の気圧が下がります。
振っていると泡がより多く含むようになるのですが、泡を含むとより軽くなりペットボトルの蓋を開けた時みたく、一気に噴き出してくるわけです。
ペットボトルは人の手で開けない限りは噴き出しませんが、火山の蓋はマグマの泡に耐えきれず噴き出すわけです。
地震の仕組み
続いて地震の仕組みについてです。
こちらについては動画で解説しているものがあったのでそちらを紹介します。
よく「したじき」を使った説明もされていますよね。
一定の位置まで押し下げられると、反発してもとに戻る動き=地震、という説明を受けた人もいるのではないでしょうか?
東日本大震災の時はどうだった?
最後に、過去に起きた東日本大震災。
この地震の前には火山の噴火は起きていたのかどうかについて調べてみました。
するとなんと火山の噴火が起きていました。
起きたのは2011年の1月19日、ちょうど東日本大震災が起きる約2ヶ月前です。
しかも「新燃岳」で、約300年ぶりのマグマ噴火もあったそうです・・・。
また他の地震でも、火山の噴火後に起きたというケースが。
- 新潟中越地震→1ヶ月前に「浅間山」が噴火(2004年)
という噴火から比較的短い期間で大きな地震が来たという事例は存在します。
もちろんこれが偶然という見方も出来るので、一概に関連があるとは言えません。
ただ、最低限警戒しておくに越したことは無いと思います。
噴火警戒レベルとは?
今回の新燃岳で起きた噴火では「噴火警戒レベル3」だと報じられていました。
実はこの「噴火警戒レベル」は5段階あり、それぞれレベルによって危険度が違います。
- レベル1・・・火山活動は静穏、住民へは通常生活を説明
- レベル2・・・火口周辺に影響あり、噴火の発生も予想される、住民へは1と同じ対応
- レベル3・・・居住地域の近くまで重大な影響を及ぼす、住民へは1と同じ対応、場合によっては配慮が要る人の避難準備も
- レベル4・・・居住地域への重大な被害を予想、居住地域の住民は避難、配慮が要る人の避難も準備
- レベル5・・・居住地域での噴火が発生、居住地域は危険なため、避難が必要になる
今回はレベル3で収まっていますが、それでも状況によっては避難が必要になる人も出てくるのです。
ネットでは
新燃岳で爆発的噴火かー…たしか7年前に噴火したニュースがあってその後3.11があったよね…。
噴火と地震は連動してるというエビデンスはまだ不明だしこういうのは長い時間をかけて観測していくべきだけど、今年に入ってから環太平洋地域で大きめの地震相次いでるし気をつけようかな。— シン・アルビレオ@卒論終了 (@Alubileo_hubuki) March 6, 2018
新燃岳が爆発的噴火したらしいけど、これや最近の噴火とか地震を受けて…
「日本やべぇよ」「終わりが近いな」的な事言ってるの見ると、遥か昔の…
「祟りじゃ〜」「神のお怒りじゃ〜」
って言うのとなんか類似性を感じる— サエモンノスケ (@Saemonnosuke728) March 6, 2018
今流れてきた新燃岳の噴煙の画像を見て震えてる。昨日見た夢の光景と完全に一致してた…遥か向こうからこちらまで空を覆う灰色の煙で火事かな?って思ってた…その後、横揺れの長く大きい地震で、住宅街の中に建ってるモスクに似た建物🕌が倒壊したのが自宅窓から見えた夢も…😨何も起こりません様に…
— 紅桜ゆと@3/9川崎クラブチッタ(おとめ (@quow_yuto) March 6, 2018
2011年の新燃岳噴火は、1月19日からだった。
そして、それから約2ヶ月後の3月11日に東日本大震災が発生した。今日新燃岳で大規模な噴火があったが、その2ヶ月後は5月のゴールデンウィークになる。
いつ地震が来るかは分からないけど、旅行先で災害に遭遇した場合の対策も考えたい。— 全日本つるぺたを祝う会長 (@Tsurupeta_JPN) March 6, 2018
2011・3・11東北大地震の約二ヶ月前、新燃岳が噴火した。今回の新燃岳噴火で、火山学者の中に、大地震が又起こると語る人が居る。これから数ヶ月で関東大震災が起こるのか。南海地区で起こるのか。でもシュミレーションを我が身の内で意識するのは、無駄ではない。火山学者生命も賭けてね。
— ますむらひろし (@masumurahiroshi) March 3, 2018
確実な根拠がない状況で不安を煽るのは問題ですが、逆に怒らないという保障もない以上、万が一に備えておくのは賢明ではないでしょうか?
油断しているときが一番危機感がなくて危険ですし、思うように動くことも出来ませんからね・・・。
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