『謎に包まれたメルボルン事件・・・主犯はチャーリー?それとも勝野兄弟・・・?』
日本人観光客5人が薬の密輸疑惑で逮捕された「メルボルン事件」
当時は冤罪に思われたこの事件ですが、実は逮捕されたその後に新たな真相が発覚しました。
なんと逮捕された勝野兄弟が犯人(主犯)だったことが判明したのです。
しかし、この事件にはもう一つ謎が残っています。
それが「チャーリー」と呼ばれる男性の存在。
事件の発端でもある「スーツケース」を渡したこの人物が怪しいと思われなかったのは何故でしょう?
今回は「メルボルン事件」のその後やチャーリーが犯人だったのかどうかについて調べてみました。
目次
メルボルン事件のその後がヤバい!
メルボルン事件のその後はどうなったのでしょうか?
かんたんに事件の概要を押さえつつ、見ていこうと思います。
メルボルン事件の概要
「メルボルン事件」の大まかな流れは以下の通りです。
- 事件が起きたのはオーストラリア(1992年)
- 巻き込まれたのは7人の日本人観光客
- 7人はマレーシア経由でオーストラリアへ行く予定だった
- 旅行の企画者がオーストラリアの空港の入国審査で拘束
- 同じく他の6人も拘束され、荷物検査をされる
- 荷物から「ヘロイン」が見つかってしまう
- 「麻薬密輸」の容疑で5人が逮捕される
かなり事件の内容を省略していますが、大まかにはこの通りです。
「なぜ拘束されたのか?」「なぜ荷物からヘロインが?」「なぜ7人中5人が逮捕されたの?」についてはこちらの記事で詳しく解説しています。
※事件の流れを詳しく知りたい方はこちらをお読みください↓
関連記事:メルボルン事件とは?主犯は勝野兄弟で本田千香は冤罪?
メルボルン事件のその後がヤバい・・・
「メルボルン事件」はその後・・・結局、無実は証明出来ないまま5人は逮捕されました。
加えて唯一の女性であった本田香さんは10年半もの間、刑務所にいました。
2002年に釈放され、現在は日本に帰国しています。
関連記事:メルボルン事件の真相とは?本田千香の現在がヤバい!
そしてなによりこのメルボルン事件は、今もオーストラリア政府は「冤罪」として認めていないのです。
つまり5人は「有罪」という認識をされているということです・・・。
事件の真相は「勝野兄弟」が犯人であるという線が濃厚ですが、気になるのがチャーリーという人物。
彼は本当に事件に関連していなかったのでしょうか?
犯人(主犯)はチャーリーの可能性が?
事件の流れを見ていくと、必然と気になるのがチャーリーの存在。
どうして事件の発端でもある彼は犯人ではなかったのでしょうか?
犯人(主犯)はチャーリーだった?
実はメルボルン事件は捜査を進める中で、真相は
- 「勝野兄弟による意図的な薬の密輸疑惑」
が発覚し、本田千香さんと別のもう一人の男性は無実だったという結論が真相ではないのかという見方がされています。
ところが、事件を振り返るとそもそも「ヘロインを隠せるスーツケース」を渡したのはチャーリーです。
彼は偶然そのようなケースを用意していたのか、それとも勝野兄弟や本田千香さんを陥れるために渡したのかが謎なのです。
裁判でも5人はなんとかチャーリーを証言人として立たせようとしましたが、語学の壁や通訳の意思疎通不足でそれは叶いませんでした。
関連記事:メルボルン事件の犯人はチャーリー!?真相は本多千香の冤罪だった!
メルボルン事件の真相
結論を言うと、このメルボルン事件の真相については白黒ついていないのが現状です。
またオーストラリアではこの事件をまだ政府は「冤罪」だと認めてもいないのです。
これまでの流れから導き出せる真相は以下の通りです。
- 5人は本当に無実でチャーリーによって嵌められていた可能性
- 5人中3人(勝野兄弟)は薬の事を知っていた、本田千香ともう一人の男性は巻き込まれただけで無実
- 勝野良男が元々、日本の警察から目を付けられており、オーストラリアに向かった時点で(日本の警察が)現地の警察にそのことを知らせていた
ただ、他にも疑問に思う要素があります。
こちらの記事を読むと分かるのですが「なぜオーストラリア当局は勝野良男を不審人物と思ったのか?」ということも疑問です。
関連記事:メルボルン事件とは?主犯は勝野兄弟で本多千香は冤罪?
勝野良男さん以外の4人はあくまでも「荷物の中を捜査した結果、薬(ヘロイン)が見つかったこと」で拘束され逮捕されました。
しかし勝野良男さんは荷物を見られる前の入国審査で既に不審者であると思われていたのです。
この理由として上でも挙げた「日本の警察があらかじめ勝野良男をマークしていたのでは?」という仮説も否定出来ないのです。
いずれにせよ、チャーリーという人物の証言が無い以上、メルボルン事件の真相が迷宮入りであるのは確かです。
管理人コメント
少なくとも誰かしらは二重底について気づいても良さそうだったのに、考えれば考えるほど謎です。
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