『白猫プロジェクトが配信停止に?コロプラが任天堂から訴訟された理由を解説!』
ゲーム会社で有名な「任天堂」が「コロプラ」に対し
「特許権の侵害」で訴訟が起こしました。
そして、コロプラに
「44億円の損害賠償&アプリの配信を停止」
する旨を申し出ておりネット上では大きな話題に。
あの大手企業の「任天堂」が訴訟するなんて「コロプラ」は
一体何を侵害してしまったのでしょうか?
今回は
- コロプラの倒産の可能性
- なぜ「白猫プロジェクト」が配信停止になるのか?
- 今後の「白猫プロジェクト」はどうなるのか?
について解説をしていこうと思います。
コロプラ倒産の可能性
「コロプラ」でも大人気のスマホゲーム
「白猫プロジェクト」の配信停止の噂に伴い
コロプラが倒産するのでは?との声が出ています。
出典:Social game info
このグラフから見ると四半期の売上・利益は減っています。
どうも調べたところによるとコロプラの売上の中で
「白猫プロジェクト」が占める割合はかなり高いそうで
(アプリのアクティブ数・セールスランキング等を参考)
コロプラにとっては売上の要になっています。
ですからもしも「白猫プロジェクト」の配信停止
を食らってしまうと致命的な痛手になるのは間違いないでしょう。
今後の新規ユーザーの獲得も出来ないことになりますからね。
なぜ「白猫プロジェクト」が配信停止になるの?
では、どうして「白猫プロジェクト」が配信停止になるのか?
それは「コロプラが任天堂の特許権の侵害」をしたためです。
具体的にどのような特許権を侵害したのかについてですが
任天堂はこのようにコメント。
具体的にどの特許を侵害していたのか、発表文では詳細な説明はありませんが、任天堂に問い合わせたところ「タッチパネル上でジョイスティック操作をする際に使用される特許技術など、5件の特許侵害があった」とのこと。
また、コロプラ側にも詳細について問い合わせましたが、裁判への影響もあるため、現在サイトでお出ししている情報が全てとなります」
出典:ねとらぼ
どういう技術なのか知らない人の為に言うと
指を画面に当てて、スライドさせることで
画面上のキャラクターが動くものなのですが・・・。
これに使用される技術が任天堂が使用している
「ジョイスティック」と同じものという理由から
「コロプラが任天堂の特許技術(ジョイスティック)を不当に奪っている」
とみなされたわけです。(下画像では左上の部分が該当)
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特許権って何なの?
具体的に「特許権とは何なのか?」ですが
ここではあえて難しい説明ではなくシンプルに説明します。
「特許権」とは、人がなにか新しい技術を発明したときに
「これは俺が発明した技術だから自分だけがその技術を使えるようにするぞ!」
という権利です。
つまりまだ世界で知られていない技術を見つけ、開発することで
- 「その技術を使った商品」を売ること
- 「この技術を使わせてあげるから使用料貰うね~」
- 「ん?許可してない会社が自分と同じ技術を使ってるから訴えるぞ!」
ということが出来るわけです。
ちなみにこの「特許権」はちゃんと国に
お願いをして、手続きを取らないと認めてくれません。
また「新しい技術」として不十分な場合も認められません。
(あまり革新的な開発ではない、という意味です。)
以上のことから「ジョイスティック」の使用権利を
任天堂から得ずに使用している「コロプラ」を任天堂が
「あっ、ここの会社がジョイスティックの技術を無断で使っているから訴えよ!」
となったわけです。
「白猫プロジェクト(コロプラ)」は今後どうなるの?
こちらに関しては現時点ではまだ結論が出せません。
というのも、任天堂はコロプラが自社の技術を不当に
使用していることを訴訟の理由として裁判を起こそうとしています。
対してコロプラでは
「任天堂の主張は不当であり特許の侵害はない」
と主張しているため、コロプラ側も今回の訴訟に
関しては心外なものであると考えているからです。
つまり今後の裁判等の結果を見ないことには
どちらが正しいのかが判断できない状況です。
また、現時点では情報が不足していることから
- コロプラが「ジョイスティック」の特許を自社の技術として
使用しようとしていたのか? - 任天堂からの「特許権侵害」の警告をされていたのか?
あったにも関わらず無視していたのか?
など不明な点があるためです。
今後の動きに関してまた新たな情報が入り次第追記していこうと思います。
管理人コメント
「技術」そのものを議論の中心にするのか、その技術が活かされている「物体」に議論を置くのか気になるところです。
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