『20年間、青木恵子さんを拘束した東住吉事件とは?冤罪に至った経緯は?』
12月18日の22時からNHKの番組
「時間が止まった私 えん罪が奪った7352日」で
青木恵子さんの冤罪事件に関する特集がされます。
「東住吉事件」と言われているこの事件は
当時31歳だった青木恵子さんから「7352日」の時間を
奪ったとされる「東住吉事件」とはどんな事件だったのか?
また、青木恵子さんがどうして冤罪にも関わらず有罪とされていたのか?
その真相についてもまとめました。
青木恵子の生い立ちは?
当時の青木恵子さんの家庭事情はあまり貧しい環境だったようで
- 子どもである「めぐみさん」に生命保険(1500万)を契約
- 借金を背負っていた(200万)
- 4000万のマンションを仮契約
といった家庭状況だったらしいです。
お世辞にも裕福な家庭環境ではなかったことが分かります。
家族構成は妻の青木恵子さん、夫の朴龍晧さん、長男、及び
妹のめぐみさんで、家族関係も円満で何かトラブルがある様子では
無かったとされています。
※亡くなっためぐみさんの膣内から朴龍晧さんの「精液」が
発見され性的暴力をしていたことも判明していた
東住吉事件とはどんな事件だった?
冤罪に至った理由を話す前に少しだけ
「東住吉事件とはどんな事件だったのか?」
について説明したいと思います。
1995年に大阪府東住吉区にある民家で火災が発生し
当時入浴中だっためぐみさんが死亡しました。
その事故に対し青木恵子さんとその夫、朴龍晧(ぼくたつひろ)さんが
が逮捕されてしまったのですが、その容疑があった理由が上でも述べた
- めぐみさんへの生命保険
- 借金を背負いながら、マンションの仮契約
この事実を基に、青木恵子さんと朴龍晧さんは
めぐみさんを「借金返済のためにめぐみさんを事故死させたのでは?」
と警察から容疑をかけられ、無期懲役の判決を下されたという事件です。
冤罪に至った流れとは?
結果的に青木恵子さんと朴龍晧さんの無罪が認められ
冤罪であったことが確定したのですが
その冤罪だと判明した流れとして
- 青木恵子さんと朴龍晧さんの自白内容が不自然
- 科学的に不合理で信憑性が無い
- 「2人の無罪の主張」「燃焼実験」から見て有罪を裏付ける証拠が不十分
この観点から青木恵子さんと朴龍晧さんに晴れて無罪の判決が下されました。
管理人コメント
お金によって時間が返ってくるわけではないですし、裁く側も人の時間や人生を冤罪によって奪うことになることは常に意識してほしいですね。
勿論、ケースとしては少ないですが、少ないからこそ慎重な判断が求められるべきです。
ここから新たな人生を歩むのもなかなか辛いものがあります。
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